トップ 写山楼(谷文晁)印譜集

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ご覧いただきありがとうございます。谷文晁の印譜集文晁を見たら偽物と思え、と言われるほど偽物が多い、真贋鑑定に欠かせない必携貴重な資料です。江戸時代末~明治時代初期頃に発行されたこの印譜集は、谷文晁が実際に使用した本物の印鑑を捺印した貴重な印譜帖です。小さい印から大きい印まで、印影(印章)収載総数は57点。書画を扱っておられる業者の方や収集家の方には、真贋を見極めるために必要な重要参考資料になるかと思います。和綴じ本、全72ページ。寸法は18.9㎝×12.3㎝×厚さ0.5cm。表紙は、時代なりの軽いヤケ・スレと部分的な極小キズがありますが、おおむね良好な状態です。中ページは、一部分に経年の薄シミがありますが、傷みはなく良好な状態です。谷文晁(たにぶんちょう)1763年~1840年江戸時代後期の画家。名は正安。通称は文五郎。字・号ともに文晁といい、別に写山楼)、画学斎などと号した。田安家の家臣で詩人としても著名な麓谷(ろつこく)を父として江戸に生まれた。画は初め狩野派の加藤文麗に、ついで長崎派の渡辺玄対に学び、鈴木芙蓉にも就いた。大坂で釧雲泉より南画の法を教授され、さらに北宗画に洋風画を加味した北山寒巌や円山派の渡辺南岳の影響も受けるなど、卓抜した技術で諸派を融合させた画風により一家をなした。北宗画を主に南宗画を折衷した山水に特色があり、各地を旅行した際の写生を基にした真景図や名山の図譜などを制作、また『木村蒹葭堂像』のような異色の肖像画も残している。1788(天明8)年、画をもって田安家に仕官し、1792(寛政4)年には松平定信に認められてその近習となり、定信の伊豆・相模の海岸防備の視察に随行し、西洋画の陰影法、遠近法を用いた図巻を制作、『集古十種』の編纂にも従って挿図を描いている。弟の島田元旦も画をもって鳥取藩に仕え、妻の幹々や妹秋香も画家として知られている。門人も渡辺崋山、立原杏所、高久靄崖らの俊才に恵まれ、当時の江戸画壇の大御所として君臨した。文晁を中心とする画派は、関西以西の南画とは画風を異にし、通常は関東南画として区別されている。著書に『文晁画談』『本朝画纂』などがある。文晁印譜 57顆収載東海畫社掟本之記和装、和綴サイズ縦18.9cm×幅12.3cm×厚0.5cm総頁621頁毎35頁に大小押印あり値下げ致しました。

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